モンスターキャプチャーの旅 : ネットのしじま(いたざわしじま公式blog)

モンスターキャプチャーの旅

ちょっと前、甥っ子はポケモンに夢中でした。今年の夏休みに会った時にはモンスターハンターにハマっていました。私はあまりゲームをやらないので、詳しくないのですが、どうやらモンスターをどうにかすると云うのは、ゲームの世界では人気のコンテンツのようです。
しかし、今のところゲーム機を買ってまでやってみる気にはなりません。ゲーム機無しで、どうにかならないものか？
で、朝の寝起きの頭で1時間くらい考えてゲーム機も、もちろんソフトも無しでやるモンスターゲームを考案しました。
その名は【モンスター　キャプチャー】！
方法とルール
プレイヤーは「モンスターキャプター（怪物捕獲者）」と呼ばれます。
◆基本作業
街に出て、モンスターを探し出しデジカメで撮る。
・・・・・以上。
◆ルール
1）モンスターは立体物（浮き彫り、透かし彫りを含む）に限り、平面に印刷されたものは不可。
2）撮影対象を「モンスター」と呼んでいるので、宗教関連の施設に付随するものは不可。（他人の信仰の対象をモンスター呼ばわりは失礼だから）※例-神社の龍の彫刻など。
3）2の例外として、その宗教でも悪とみなされている存在のものはモンスターとして認定可。※例-仁王様が踏んずけている餓鬼の彫像など。
4）発見したものが、モンスターか、そうでないかの判断は、プレイヤーまかせ。
5）基本、このゲームには終わりも得点も無い。強いて言えば、いっぱい集めた方が費やした時間も多いだろうからエライ。あと、かっこいいモンスターもエライ。
以上。
なお、1時間のうち40分くらいは、ゲームの名前を考えるのに費やしました。

では、早速モンスター　キャプチャーを始めてみましょう。
さて、冒険者の旅の出発点はどこにすべきか？

それは、日本橋です。と言っても地名ではなく、橋そのもの。
そう、東海道五十三次の出発点である日本橋こそ、旅の始まりにふさわしい・・・と考えたわけではなく、実は日本橋にとびきりのモンスターがいるのを知っていたからです。
さあ、これが都内でも屈指のかっこよさを誇るドラゴンです！

どうです、このかっこよさ！旅の始まりにふさわしい風格です。このドラゴンは橋の左右の欄干の中央に棲息していて、ご覧の通り、狛犬のように阿吽の口元をしています。
更に、日本橋の欄干には他のモンスターもいます。

唐獅子です。迫力の表情をご堪能下さい。

さて、ここからどこに向かうのか？こうした事を始める時、たいていノープランなのですが、今回はさすがに多少計画を立てていました。目指すは日本銀行と三越です。なぜなら、何となく凸凹した建物だった記憶があったからです。デコラティブな建造物にはモンスターが潜んでいるような気がします。（書いてみたら、ノープランに等しい・・・）
先ず、日本銀行

あれ？確かに装飾物は多いけど、甕だの植物だのばかり・・・。
唯一、発見したのがこれです。

モンスターって・・、これライオンじゃんとか思った人もいらっしゃるでしょうが、ここでルール（4）の、「発見したものが、モンスターかそうでないかの判断は、プレイヤーまかせ」が発動されるのです。二足歩行のライオンはモンスターです。
気をとりなおして、三越へ。

モンスターって・・、これもライオンじゃんとか思った人もいらっしゃるでしょうが、頭だけで生きてるライオンはモンスターです。
ですから当然、このヒツジも

首だけで生きているモンスターヒツジです。顔も怖いし。
と、期待していた日本銀行と三越にはさほど大物が棲息していなかったので、ここからは、更に頼りない記憶だけを武器に丸の内に向かいました。なぜなら丸の内って銀行とかでっかいビルあったはずだからです。
そして発見したのは日本工業倶楽部ビルの

首だけライオン。
丸の内終了〜〜〜。
これは困った。もうこの先にビルは無い。
ビルは無いですが、もっと期待できる場所が！
それは・・・皇居！
皇居東御苑は通常火、水、木、土、日曜日に公開されています。そして皇居東御苑は言わずと知れた江戸城跡です。何かが潜んでいるに違いありません。
平川門で入園票を受け取って

探したのですが、桃華楽堂という建物の屋根の上に

スケルトンニワトリモンスターを発見できたのみ。あとは、気持ちの良い広場や林ばかりです。
いや、私以外の人たちは、お弁当食べたり、植物観察したり、ベンチでくつろいだり、充分に皇居東御苑を満喫していましたが、いかんせん、私は特殊な目的で来ているので、気持ちの良い広場や林では・・・。ああ、普通の目的で来たかったって言うか、いい天気だったので、実は普通にも楽しみました。
皇居東御苑を正当な意味で満喫したので、大手門から帰ることにして、背伸びとかしながらブラブラ歩いていくと、三の丸尚蔵館の屋根に、