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面白動物撮影のススメ
面白動物撮影のススメ

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こんなのを、いっぱい撮りたい。

このブログは主に動物のオリジナル画像やオリジナル動画を中心に、ほぼ毎日更新しています。
そして画像も動画も、ちょっとでも面白要素が含まれているものを載せるというポリシーでやっています。
時々、「よくネタが続くね」とか言われますが、まあ、ゴマかしゴマかしではありますが、何とか続いています。
こうして何とかかんとかオリジナルで面白要素のある動物の画像や動画を提供し続けるには、とにかく1回動物園に行っったら、最低でも10日分くらいのネタを拾ってこなければなりません。
みなさんも、動物園で面白い動物のしぐさや表情などを撮った事はあると思いますが、毎回毎回何枚も撮れるかと言えば、そうはいかないのではないでしょうか?
曲がりなりにも、このブログの毎日更新が続いているのは、面白動物を撮るためのコツみたいなものがあるからです。
今回は、それを紹介して、みなさんにも、より楽しい動物園ライフを送っていただきたいと思います。

さっそく動物園に行きたいところですが、その前にいくつか準備が必要です。
(1)服装について
何のこっちゃ?とお思いかもですが、服は全身黒っぽいものが好ましいです。
派手な原色とか、柄物とか、白いものは避けて下さい。
動物園の展示方法は、大きく次の3つに分類されます。
(1)金網や鉄格子の中(2)ガラスやアクリル板越し(3)深い溝や池、または展示場全体が窪地。
このうち、(2)の場合に、黒っぽい服が実力を発揮します。黒っぽい服以外は、ガラスに服の色が写り込んで動物がはっきり撮れない事があります。また、ガラスに映った服に焦点が合ってしまい、動物がぼけてしまう事もあります。
これが黒っぽい服だと、ガラスに写り込んだ場合、逆に無駄な光の反射がなくなり、クリアに撮れたりします。
面白のためなら、おしゃれとか諦めて下さい。
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他の人のものは仕方ないですが、自分が写り込むのは避けたいです

(2)1人で行く。
面白が撮りたかったら、絶対1人で行かねばなりません。
ええ〜?動物園って家族やカップルで楽しむとこじゃないのぉ〜、とか思った人、後ろのドアから出て行きなさい。
なぜ1人で行くのか?
家族や恋人、友人と行った場合、一種類の動物を見る時間は長くて数分、ろくに立ち止まらず数秒で済ませてしまう事は珍しくありません。しかし、そんな短時間で動物の面白チャンスに巡り会う確率は果てしなく低いと云わざるを得ません。
これと思った動物の前に、数十分どころか、数時間、場合によっては開園から閉園まで、その動物の前のみなんて事は、面白撮影界では普通の事です。ネット上の面白動物画像に、圧倒的に猫や犬が多いのは、彼らが面白い事をする動物であると同時に、一緒にいる時間が圧倒的に長いからです。
となれば、誰かと一緒に行くなど論外だとお分かりになるでしょう。
それなら、同じ動物園好き同士なら良いんじゃないかと思われるかも知れませんが、実はこれもダメです。
動物撮影好きの人は、各々に狙いがあって来ています。例え一緒に行っても、入園後は自分の目的に向かって一直線ですから、一緒に行く意味がありません。動物園好きの夫婦でも、入園後はバラバラに行動するのは、当たり前の事なのです。
一昔前は、「大きいお友達」などと揶揄されていましたが、現在では単独で動物園に来ている人はたくさんいます。大丈夫です!!!!
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黒っぽい服で1人で来たぜ。開園30分前なのに、もう人が並んでるぜ。

(3)あらかじめ動物園、動物を選んでおく。
やみくもに動物園に行っても、なかなか面白い場面には遭遇できません。どの動物園のどの動物を撮るのか、あらかじめ決めておく方が効率的です。
例えば、行く動物園を上野動物園と決めたとします。上野動物園には500種類以上の生き物がいます。さきほど書いたように、一種類の動物の前に長時間いるわけですから、当然、全部見て回るのは不可能です。
また、面白撮影向きの動物というのは、けっこう限られていますので、それ以外はスルーが原則です。
では、どんな動物が面白撮影向きなのでしょうか?
例えばカバ。カバはメジャーな動物ですし、体も大きく撮影しやすいように思えますが、上野動物園に限って言えば、スルー候補です。上野動物園のカバは、たいてい不透明な水にもぐっているか、陸上で寝ているかなのです。動きがあるのは、餌の時間とバックヤードへの出入りの時くらいですが、この時でも、さほど大きな動きがあるわけではありません。
こういう動きに乏しい動物は面白撮影には不向きです。
同じような理由で、ライオン、トラなどもスルー候補になります。
上野動物園で、面白撮影向きの動物は、クマ(ツキノワグマ、エゾヒグマ、マレーグマ)やゴリラ、ニホンザルあたりが初心者向けです。ただし、これらの動物も、常に動いているわけではなく、寝ている事も多いので、やはり長時間待つ事も必要です。
では、どこの動物園でも同じ動物が狙い目になるのかと言えば、そうではありません。
前述したカバですが、上野動物園ではスルー対象ですが、東武動物公園では狙い目です。と言うのも、現在東武動物公園のカバは子育て真っ最中だからです。赤ちゃんがいれば、面白チャンスはグッと増えます。
同じように上野動物園でカンガルーはスルー対象ですが、多摩動物公園や東武動物公園、埼玉県こども動物自然公園などではオススメになります。これは、飼育環境や展示方法の差で、上野動物園のカンガルーはケージは太く、撮影向きでない上に、展示場も、やや狭いのでカンガルーの動きが乏しいのです。その点、多摩動物公園、東武動物公園、埼玉県こども動物自然公園はケージが無いどころか、人間とカンガルーを隔てるものは低い柵のみで、東武動物公園、埼玉県こども動物自然公園では、人間からカンガルーには近づけませんが、カンガルーが人間のそばに寄って来るのは自由になっていますので、運が良ければ触ったりもできます。当然撮影もしやすいし、空間が広いので、カンガルーの動きも活発です。
逆に、上野動物園でヒグマは狙い目ですが、多摩動物公園のヒグマは高齢なので、上野動物園ほどの動きは期待できません。
このように、動物園によって、狙い目も変わってくるので、動物園や動物の特性を把握しておけば、時間の無駄が防げます。
注)ハシビロコウのように、めったに動かない動物が動いている珍しい場面を狙うというやり方もありますが、初心者向きではありません。動きのある動物の方が撮影チャンスが多いのは間違いないです。
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多摩のダイナミックさは魅力

4)行く日も大事。
別に結婚式とかじゃないので、大安が良いなんて話では無く、曜日の話です。
普通に考えれば、土日は混んでいるので、可能なら平日が良いと考えがちですが、必ずしも平日がすいているわけではありません。特に、春先からは、上野動物園のような交通の便の良いところでは、平日に団体が団体で来るという、恐ろしい事態に直面したりします。
団体は、基本、幼稚園や保育園、小学校低学年なので、文字通り団体で行動します。結果、色んな帽子の色の子供の列が、延々と続きます。
子供は正直なので、やはり動きのある動物が好きで、こうなると行く先行く先が子供だらけになります。一応、子供には前列を譲る事にしていますので、撮影環境としては、あまり恵まれない事になります。
その点、土日は混んでいたとしても、団体ではないぶん、人の流れに波がありますので、嘘のように人が来ない時間もあって、ゆっくり撮影できたりします。
と言う事で、0か100の勝負をするなら平日ですが、平均点65点を狙うなら、土日の方が良いと思います。
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まあ、上野なんかは毎日このくらいは当たり前なんですけども




5)シャッターチャンスを逃しても大丈夫。
さて、(やっと)動物園に入ります。
入ったら、当然、順路とか無視で、あらかじめ決めておいた動物に向かいます。
とは言え、まったく脇目もふらずに一直線とういのも考えもので、もしかしたらパンダが竹を振り回しているかもしれませんから、ちらちら見ながら移動します。もし、気になる動きをしている動物がいたら、とりあえず立ち止まってみましょう。
そして、いったん立ち止まったら、すぐには動かない。最低でも数分、できれば10分くらいは様子を見るのです。十中八九無駄に終わるのですが、ここで1枚でも撮れれば、超ラッキーですし。
そんなふうにして、目的の動物の前に来たら、ぐっすり寝ていたなんて事も、よくあるのですが、その場合は寝姿をちょっと撮ってから、ここに来るまでに気になった動物に方に、再度行ってみれば良いわけです。
で、動物が絶好調で動いていてくれた場合でも、「あ、さっきの動き撮り損なった」なんて事も、よくあるわけです。
でも、がっかりしなくで大丈夫です。普通の写真なら1度逃がしたシャッターチャンスは取り返しがつかないのが普通ですが、動物園の動物に限っては、そうでもないからです。
目の前の動物は逃げませんし、遊んでいる動物は、似たような動きを繰り返す(常動行動の事ではありません)傾向がありますので、根気よく待っていれば、チャンスはまた来ます。ただ、それが数十秒後が数時間後かはわかりませんが…。
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一度こういう光景を見たら、その日は何度も見られるはず。

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偶然、突き飛ばされる瞬間が撮れたりもします。

(6)キャプションがうまければ、何とかなる。
こんなにしても、そうそう面白撮影ができるわけではありませんが、付けるキャプション次第で何とかなるものもたくさんあります。なので、これは、そんなに面白い動きじゃないんじゃないかと思っても、迷わずシャッターを切るべきです。特にデジタルになってからは、フィルムや現像のお金の心配がなくなったのですから、もう切り放題です。
銀塩写真歴が長い人ほど、これは苦手のようですが(実は、私も苦手ですが)、とにかく数打ちゃ当たる的な撮り方の方が、結果的には良い物が(まぐれで撮れてた分)多いです。
ですから、面白写真の場合、写真を見せると言うよりは、写真で一言をブログでやってるようなもんだと思った方が良いかも知れません。
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「もう帰りますよ」「やだー、もっと遊ぶー」


本当はそういう場面じゃなくても、そう見えればOK

(補足)より基本的な事。
これは、面白とは直接関係ありませんが、チェックしておいた方が良い事も書いておきます。
a)先ず、出かける前に、カメラ(デジカメ)のバッテリーとメモリの残量確認。普通の行楽とか観光では、そんなに気にしなくて良いですが、これまで書いてきたように、長時間、たくさんのシャッターを切るので、両方とも、通常では考えられないくらい早く消費されます。できれば、両方とも予備を持っていった方が良いと思います。
b)また、同じ動物園に何度も行くのも当たり前の事なので、年間パスポートを買いましょう。上野動物園で言えば、入場料は600円、年間パスポートは2400円ですから、年4回以上行くなら、確実にお得です。
c)さらに、カメラは常に持ち歩く方が良いです。通りがかりの猫や犬が面白い事してくれるかも知れないからです。
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プレーリードッグなら江戸川区自然動物園がオススメです。

以上、面白動物撮影のススメでした。
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でも、上野動物園のカバもバカボンのパパ似で好きです。


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「ジョーは馬鹿だけど」文=いたざわしじま、画=吉田哲也・150円(税込)
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by shijima-i | 2012-06-25 19:00 | 大ネタ | Comments(0)
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