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人慣れスズメに会いたい。
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さあ、この手のひらに乗って来なさい。

ここ数年で、都会のスズメの習性が変わったという話を聞いた。調べてみると、鳥類学者である東京大学大学院農学生命科学研究科の樋口広芳教授のサイトで、衝撃の画像を発見した(2011年7月26日(火)人慣れスズメ急増中参照)
人の手のひらにスズメが群がってエサをついばんでいるのだ。
スズメと言えば、子供のころからなじみはあるものの、警戒心が強く、ちょっと近づく気配を見せただけで、あっという間に逃げてしまう鳥で、人の手に乗るなどというのは、従来なら考えられない話だ。
でも、きちんとした研究者も事実を確認している。
さらに検索すると、yuotubeでも結構たくさんの動画がアップされていた。
※参考動画
超うらやましい!!
私もやってみたい!!
野生の鳥にエサをやるのは、場合によっては問題があると言われているが、この件に関しては、日本鳥学会元会長でもある樋口教授の文にも、してはいけない的な事は何一つ書いてない。
しかも、国内のスズメの個体数が過去約20年間で約6割も減ったという。営巣適地や食べる餌の減少で、都市部を中心にスズメの少子化が進んだのが大きな要因だという。
これは、行くしかない。そして、手のひらにスズメをしこたま乗せるのだ!!

と言っても、どこに行けばいいのか?動画は関西方面のものが多く、簡単には行けない。
最初に紹介した樋口教授の文を見ると、朝日新聞に記事が載ったとあるので、この記事を探してみた。
これが、その記事
東京都内では、お台場や上野公園で確認されているらしい。樋口教授のサイトの画像も上野公園のものだ。
お台場や上野公園と言っても広い。どこに行けばいいのか?とお思いかも知れないが、実はお台場や上野公園と聞いて、ここならと思う場所がすぐに思い浮かんだ。
このへんは、人によるのだろうが、普段から生き物に興味がある人なら、だいたい、このへんで何を見かけたとか、案外覚えているものなのだ。

先ずはお台場に向かう。ちょっと前に南極観測船宗谷の記事を書いたが、本来はスズメを見た公園に行く予定で、早めにお台場に行ったのだ。以前、お台場の小さい公園でパンを食べていたら、スズメが寄って来たのを覚えていた。その時は、人なつこいスズメだと思ったものの、まさか手に乗ってくるほどとは知らなかった。今回は、ぜひ乗ってもらおう。

ダイソーで鳥のエサを買って、
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お台場の公園到着。
いた!
さあ、来ましたよ。手のひらに乗って下さい。
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何だ、お前?

あれ?
逃げられる。
いや、まだエサを出してないから当然だ。エサさえ出せば、ガンガン寄ってくるはず。
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あれ?
寄って来ない。
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知らん顔

そうか、やはり、いきなりは無理か。
では、ちょっとだけエサをまいて、エサを持ってるぞとアピールしてみよう。
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あ、美味しいものだ〜

おお、寄ってきた!
いいね、いいね。どんどん来なさい。
そして、手のひらにスズメてんこもりだ。
……、
2時間くらい粘ったがダメでした…。
確かに、普通のスズメよりは人慣れしている。本来ならこんな近くに寄れない鳥なのだ。参考までに言うと、江戸川河川敷のスズメは半径3メートル以内には近づけない。
そういう意味では「人慣れスズメ」に会える事は会えたと言えるだろう。
ちなみに、スズメとの最接近時の動画は、これだ。右下に私の靴が見える。

残念だが、仕方が無い。まだ、上野公園が残っている。
最初の画像は上野でのものなのだ。



別の日、上野公園にやって来た。
ここは、画像もあったし、スズメもお台場よりたくさん見た、しかもエサも持たないのに簡単に1メートルくらいの所から写真を撮った覚えがあるので、お台場より有望である。
さっそく、スズメを大量に見かけた場所に向かうと…、
なんと上野公園のそこら中で工事が行われていて、スズメを見た場所も工事用のシートで囲まれていて入る事ができない!
仕方ないので、公園内をうろついてスズメを探す事にした。
ところが、スズメがなかなか見つからない。ハトやカラスは簡単に見つかるのに。
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および出ない

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および出ないよ〜

もちろん、大きさが違うから目立たないという面はあるが、それにしてもいない。
やっと見つけても、近くにハトがいる。上野公園内ではハトにエサをやらないでくださいの看板がある。
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こっちがスズメにやったつもりでも、ハトに食べられてしまってはダメなので、そういうスズメはスルーせざるを得ない。
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この状況では、エサは出せない

数時間探しまわったが、結局スズメだけが群れている場所が発見できなかった。
これは、工事中の場所が元に戻るまでダメなのかも知れないとあきらめて、ついでだからと上野動物園に行く事にした。
歩き回って疲れたので、人気のないテーブル付きベンチを選んで休んでいると、なんとテーブルの上にスズメが!
あわててエサを出してみる。
これが、その時の動画。

慌てたせいで、少しこぼれたエサをついばんで、スズメは行ってしまった。動物園に来て、ぜんぜん動物を見ずに一時間くらい座って待ち続けたが、結局、その後スズメは現れなかった。
手とスズメの距離は30センチくらいだったろうか。
帰って、さらに色々調べると、スズメを手のひらに乗せている人たちは、同じ場所、同じ時間帯で何日も繰り返しエサを与えているうちに慣れてきたらしい。
ちょっと行って、ホイホイ手のひらに乗ってくれるわけではないのだ。
今の所、毎日通えてスズメが集まる場所を発見できていないが、いずれ30センチの壁を突破したいと思う。
或いは、老後の楽しみにとっておくべきなのだろうか?

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君がそんな目で狙っていては、スズメは来ない。(上野公園にて)

※続報
その後、なんだかんだあって、
会えました!

人慣れスズメに会えた!(人慣れヒヨドリにも)
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by shijima-i | 2012-03-07 18:01 | 大ネタ | Comments(4)
Commented by ガブ at 2015-07-02 05:12 x
2012年、3年前とゆうことは、もう成功してる?かもしれませんね。
もしまだの様なら。手のりにはコツがあります。
まず、寄ってきたスズメにエサをまきます。少量を断続的に。間隔は10秒とか、スズメどうしで取り合いをさせて、次の配給まで焦らす事が必要です。すると競争になり、だんだん近づいてきます。ベンチやテーブルなどにのってきたら、手の先か指先にエサをのせてやります。何羽も来たら、手のひらにエサをのせてやります。これで大概手のりします。初めてでものります。
一番人なれしてるのは、新宿中央公園のスズメです。
エサは食パンとかも良いです。千切るのがちょうど焦らしになります。
是非お試しください。
Commented by shijima-i at 2015-07-11 20:07
おおおおお!!!
がんばりますう!!
Commented at 2016-07-30 22:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by shijima-i at 2016-08-01 14:38
公園管理者の方針には従った方が良いでしょうが、私が確認した人馴れスズメに関しての鳥類学者さんの記述で、この行為を、良くないというものは、ありませんでしたので、よそで見かけたら仲良くなってください。(^^)/
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