1月30日、荒川河川敷で堀切大凧揚げ大会というのがありました。今回で2回目というイベントで、新潟の白根から24畳の大凧を持ってきて揚げるというので、大凧を見るだけでも、なかなか楽しそうって事で、見に行ってきました。
と、何でいきなり夜景?とお思いでしょうが、ま、それはおいおい……。 開始時間の2時間くらい前に会場に到着しました。 なぜ2時間も前に行ったのかと言うと、この大会の話を聞いた時に、そんな大凧をどうやって運んでくるのだろうという疑問が湧き、できれば運び込む所を見ようと思ったのです。 会場に近づくにつれ、そこここで凧揚げをしている人が。 凧度の高い河川敷に、大凧への期待も高まります。 そして、会場到着。 そして、大凧は……、 既に搬入済みでした。 早くも、最初の目論見を打ち砕かれたわけですが、まぁ、思った通りにいかない事もあります。 会場では、白根の農産物の産地直送販売もやっていました。 どのへんが大凧なのかとか、気にしなくて良いと思います。 ずいぶんとアバウトな売り方ですが、安いんだし、中身とか気にしなくても……いや、ちょっと気になるかも。 そんな事をしている間に、大凧が移動し始めました。 こうして見ると、ほんとにデカイ!! これが大空高く舞い上がるわけですよ。 でも、開始時間には、まだ間があるなぁと、のんびりしていたら、 いきなり凧揚げ開始! いや、まだ聞いてた開始時間の1時間も前なんですけどー?と慌てるわたしをよそに、 大凧、上昇! まだ、見物人もまばらなのに……。 そして、 凧下降。 どうやら、ウォーミングアップだったようです。びっくりしましたが、ちょっと得した感じでした。 さて、開始時間が迫ってくると、土手沿いに中学生らしき一団が、やって来ました。 実は、本番で大凧を揚げるのは、この中学生たちだったのです。 凧が揚がるまでの間、白根の方に色々聞いたのですが、大凧を揚げるには、だいたい30人くらい必要だそうで、今回大凧は3枚ありますから、単純に90人必要なわけです。そんな大人数で新潟から来てもらうのは、さすがに大変すぎますから、地元の中学校の出番となったわけです。 そして、大凧を揚げる前に、なぜか中学生たちが自作の凧揚げ開始。 走り回る中学生。 これから大凧揚げという大仕事があるのに、そんなに走り回って大丈夫か?などと心配してしまうのは、オヂサンだからでしょうか? って言うか、ずいぶん楽しそうで、正直うらやましかったです。 凧買って、持って来ればよかった、とちょっと思いましたが、たぶん5分走ったら、30分は動けないから、やっぱり見てるだけで、正解だった気がします。 いよいよ中学生のパワーで大凧揚げ開始です。 走れ、中学生! 揚がれ、大凧! イヤッホォ〜〜!! 数秒後。 落下……。 言い忘れましたが、この日、風がほとんど無かったのです。いや、小さくて軽い凧なら問題なく揚がるくらいはあったのですが、どう考えても巨大な凧が浮かび続けるほどの風ではありませんでした。 従って、この後は、中学生全速力で失踪→大凧揚がる→中学生会場の端まで行って止まる→凧落ちるの繰り返しでした。 こうなると、ちょっと中学生が気の毒な気もしてきて、凧よりも中学生の体力と気力が心配になりました。 結局、大凧は数秒揚がって落ちるのループでしたが、やや小振り(と言っても12畳とか8畳くらいはある)凧は、うまくゆくと、かなり揚がる事が分かってきまして、中学生の方も、揚がらない大凧より揚がる中凧の方が楽しそうでした。 そして、この中凧の一つが、いままでに無く調子良く揚がり、中学生のテンションも最高潮に。 そして…… 凧、電線に捕獲される。 それも、えらく高いとこに。 もちろん高圧線。 いや、中学生のために、ちょっと言いますと、まぁ、原因はあまりに調子良く揚がったので、思わず会場の外まで走っちゃった結果なんですが、調子に乗るのは中学生の基本ですから、これは周りの大人がもうちょっと注意してやらんとイカン面もあったと思うんですよ。いや、調子に乗っちゃったのはまずかったですけどね。 これで、会場は凧揚げよりも、こっちにクギ付けです。 観客はもちろん、おまわりさんも、 連絡を受けて50分後に来た東京電力の人も。 それにしても、これどうするんでしょう?って思いませんか? で、どうするのか見ようと思って、待ってみたわけです。 待って…… ああ、夕日が 沈んだ。 ええ、3時間待ちましたよ。でも、全然何も始まらないわけですよ。東京電力の人が1人いて、時々電話してましたが、一向に、誰も来ないわけですよ。 で、最初の夜景になっちゃったんですよ。自信を持って言いますけど、私が最後まで残った野次馬でしたよ。 そして、東京電力の車が2台、やっと到着した頃には真っ暗で、私のデジカメなんか何の役にも立たなくなってたってわけです。 で、新たに到着した人たちも、何やら準備はしているようでしたが1時間経っても、やっぱり何も始まらないわけですよ。 で、帰ってきちゃいました。だって寒いし、お腹すいたし。 つまり、さっさと帰っちゃった人と、何の変わりも無かったって事です。いや、寒くてひもじかっただけ損したかもです。でも、それはそれで、いつか楽しい思い出になる……ような気がしません。 唯一の収穫は、この写真です。 堀切避難橋越しに見える電線凧 堀切避難橋は、なかなか絵になる橋でした。 近くには、やはり絵になる堀切菖蒲水門もありました。 さて、最後に、はじめに抱いた疑問「大凧はどうやって運ぶのか?」の答えを。 凧は、このように縦横の骨組みがあるわけですが、このうち縦の骨は外れるようになっていて、外したらくるくる巻いて大きめのマイクロバスの客席に乗せて運んで来たんだそうです。凧がバスの前から後ろまで客席を貫く形になるので、白根の方たちは、一部首をかしげながらバスに乗って来たそうです。
by shijima-i
| 2010-01-31 22:45
| 日記
|
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